宮崎県は12日、同県生まれの歌人若山牧水にちなみ、優れた歌集などの作者に贈る「第16回若山牧水賞」に、神奈川県鎌倉市の歌人で僧侶の大下一真さん(63)を選んだと発表した。受賞作は歌集「月食」。
大下さんは「賞をいただき、ほのぼのと、酒気に身を委ねているようなうれしさに包まれている」とのコメントを県を通じて出した。
県庁で記者会見した選考委員の伊藤一彦さんは「自然を見る目が若山牧水とどこか重なっている。自分を客観視し、おかしみが出ていて魅力がある」と評価。佐佐木幸綱さんは「新しさではなく深さがあり、古い日本の美学を表現している」と述べた。
大下さんは静岡県生まれで駒沢大卒。2009年に歌集「即今」で寺山修司短歌賞を受賞している。(共同)
[2011年10月12日11時58分]